路線図
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路線諸元
◇路線総延長 73.8km
・定山渓線（札幌～定山渓温泉）32.9km
・夕張本線（東札幌～栗山）40.9km
◇軌間 1,067mm
◇電化方式 直流1500V架空電車線方式
◇総駅数 40
路線の特徴
■定山渓線
定山渓鉄道を前身とする札幌急行でも一番歴史のある路線。札幌市中心部と南部の真駒内・ふじの台といったニュータウン地区を通り抜け、札幌の奥座敷と呼ばれる定山渓温泉を結ぶ。札幌市営地下鉄南北線と相互直通運転を行っており、朝ラッシュ時には約3分間隔の運転ながら200％近い混雑を記録するなど首都圏の通勤路線と変わりない風景が見られる。大通、札駅の中心部へのアクセスがよく、真駒内地区は「3M」と呼ばれる高級住宅街の一つがあることでも知られ、住環境の良さから定山渓線沿線の住宅地は人気がある。
近年では、定山渓温泉への観光客誘致や市南部からの新千歳空港アクセスの向上のためJR線との相互直通運転なども検討されている。
■夕張本線
夕張本線は、夕張鉄道によって建設された野幌～栗山間。そして札幌急行電鉄によって建設された東札幌～野幌間の大きく二つの区間によって成り立っている。石炭産業の斜陽化によって夕張までの都市電鉄化を断念したが、現在でも廃止区間を代替する札急バス夕張急行線と一体で運行されており、路線名も夕張本線を名乗っているのが特徴。
上江別を境に輸送力に大きな差があり、上江別～栗山間では普通列車のワンマン運転が行われている。本線を名乗ってはいるものの、上江別～栗山間は完全なるローカル線であり路線を取り巻く環境は厳しい。
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